大切な財産を守る

saku8

2011年12月01日 18:44

 いよいよ12月となりました
先日子供2人がインフルエンザになり、交互に実家にあずけたりしてようやく完治しました!
久しぶりの子供達の再会が楽しみ~

タイトル、少し大げさすぎましたかね

「大切な財産を守る」、私達の仕事で例えると、建物の耐久性や耐震性が思い浮かびます
また、建物をプランする際には、デザイン性や快適な空間になるよう心掛けますが、
やっぱり防犯面には気をつかいます

そこで、こいう建物が危ない!を整理してみました

1)前面道路から敷地内の見通しが悪い場所、道路から建物が奥まっていると侵入されやすい

2)人通りの少ない場所だと、人目につきにくいので空き巣に入られる危険性が高い

3)建物の裏面と側面は見通しが悪くなりやすいので侵入されやすい

4)建物の南面は、他の面(方位)と比べて狙われやすい!
  なぜか・・・?
  南面は、採光・通風の条件がいいので、掃き出し窓など大きな開口部が
  庭に面している事が多い 
  そうなると、道路や隣地から部屋の中が覗かれないように塀や植栽などで
  目隠しをする事が多く、見通しが悪くなりやすい

5)道路との高低差が1m以上になると前面道路からの見通しが悪くなりやすいので
  侵入されやすい

6)ガスや電気のメーターが門扉の中にあると、部外者が無断で立ち入れる
  敷地内にメーターがあるので不審者に見えずに危険

7)縦樋が登りやすい、お隣のベランダなどが建物から近いと侵入されやすい
  隣地で建設現場があると、足場から飛び移られる危険性がある



<対策>  
  玄関、窓、ベランダ、駐車場などの侵入されそうな場所に、センサーや防犯ガラス、
 鉄製などの面格子の設置、防犯器具などを設置するなど
 狙われやすい場所は重点的に守る!

開口部の防犯性能だけでなく、窓を大きく開け、庭から町(周辺)とのつながりを切らない、
可能な限り見通しを良くする設計をすれば安全性はさらに高まります

あと、日頃から地域の人々とのコミュニケーションを心掛けると、
不審者が寄り付きにくい環境がつくれると思います

狙われやすくなる条件を十分に把握することで、防犯対策を高めましょう
弱点をつくらない設計・弱点を克服する防犯設計が、設計者には求められてると思います

もちろん予算に影響される部分が大きいので、防犯対策には優先順位をつけるのが大切

しかし、防犯のために日々生活するのではないので、
それぞれの住まい・空間に合わせた対策をしましょう



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